野菜は地下を見るべし★建物も人も土台が大事
どうもこんばんは。モリシタです。
今日は昨日書いた記事の続編としまして、人も建物も野菜も土台が大事ですよー、という話をしようと思います。
実は私、大工さんから技を盗んでこういうものを趣味で作った事もありまして、建物についても多少の心得があります。
なのでよくこの写真を見せるとたくさんの方にびっくりしてもらえるのですが、そんな方に限って、実は基礎が一番難しく重要である事をご存知ありません。
段取り八分という言葉の通り、建物の建築は基礎の施工と設計図の作成さえきちんとしていれば割と簡単なものです。
そこさえきちんと押さえてしまえば、あとは設計図の言う通りに組み立てるだけ。当然細かな技術は必要ですが、"自然と出来てしまう"ような感じです。
では野菜はどうでしょう。
左が自然栽培、右が慣行栽培になります。
立派な建物(地上部)ができるためには、基礎(根)がしっかりしていなければなりません。
画像を見て、一見両者の地上部の大きさや見た目に変わりはありません。しかしこれだけ根張りに差が出ているということは、確実に地上部に何らかの差がついていると見るべきです。
例えば水耕野菜などは、画像右の慣行栽培の半分以下の根量です。見た目は大きいが、それぞれの違いは食べた時に解ります。
人も同じですよね。
私たちの考え方や行動の多くは、幼児期に獲得したものです。
大人になってから手に入れる技術や精神性は、勉強によって手に入ります。
これらはいずれも、他人からは見えない場所、すなわち"地下"からやって来る力です。
その力は決して目には見えないが、目に見える形となって現れます。
そう考えると、野菜も、建物も、人もみんなよく似たところがあるんだなーと思いませんか?
今回は、
野菜、建物、そして人を見るときは、それぞれの土台をよく意識してみると、面白い発見があるかもしれません。
というお話をさせていただきました。
お読みいただき、ありがとうございました。