モリシタケイの農的雑話

自然のこと、野菜のことを中心に。

本物は“旨い”★あなたも騙されてみませんか

どうもこんにちは、モリシタです。

 

今日は自然栽培で育ったものと慣行栽培で育ったものの比較を簡単にしていこうと思います。

 

まず、こちらを御覧ください。

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皆さんは、どちらがおいしい野菜か見て判断することができるでしょうか。

 

実は右のほうが化成肥料を使ったもので、左が自然栽培(完全無肥料)のほうれん草です。

 

緑が濃いほうが栄養満点でおいしいように思えますが・・・

実際に生で試食してみると、粉っぽくて味がしません。

よく見てみると、葉脈がワニの革のようにちょっとゴツゴツしています。

 

 

対して色の薄い自然栽培ほうれん草はというと・・・

まず、歯ごたえがしっかりしています。そしてなぜか塩味がある!

純粋に「うまい!」と感じました。

見た目も、葉脈がスッキリとしていて品のよさそうな姿をしています。

 

これには試食に参加した方もびっくりしていました。

「やっぱうまいねえ、これなら飽きずに延々と食べられますね笑」なんてこともおっしゃっていました。

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千葉県からわざわざお越しいただいたOさん。今日はありがとうございました!!

 

 

 

今日私たちは痛感しました。

 

世間に広く信じられている「野菜」の概念が、いかに本物から遠ざかっているのかを。

 

「野菜はまずい。でも健康のことを考えて、多少我慢してでも食べなきゃね」

 

こんな固定観念を丁寧にゆっくりとでも解体できたらきっと、農業と食、農業と暮らしについての展望がぐっと開けるような気がしています。