モリシタケイの農的雑話

自然のこと、野菜のことを中心に。

書籍紹介★ルールという“考え”から自由になれ!

どうもこんにちは。モリシタケイです。

 

今日は、私が常日頃より愛読している本について、解説も含めてお話させていただきたいと思います。

 

 

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どうしても最初にご紹介したかったのがこれ、「かもめのジョナサン」です。

 

自分の本当に好きなことを貫いて生きる一羽の若いカモメ、ジョナサン・リヴィングストン。

たとえ群れから追放されたとしても、彼は飛ぶことの探求をやめない。

そしてその果てに見出した本当の自由と、愛。

 

私がこれを最初に読んだのは高校の朝読書の時間です。

当時はまだ読書の習慣が身についておらず、最初は読みやすいものからと、星の王子さまを読んだ次に手に取った本でした。

 

 

当時はまだ、この物語がただの寓話でしかないと思っていました。

 

ところがある期間を経たのちに読み返しましたところ、この本のメッセージの奥深さとそのあまりにも研ぎ澄まされた無駄のない美とが、私の心を完全に捉えてしまった。。。

 

 

この本の中に、こんな一節があります。

 

「実在する唯一の真の掟は、われわれを自由へと導いてくれるものだけだ。それ以外はない」

私はこの言葉を読んでその意味を理解したとき、号泣した(笑)掟とは本来やさしいものなのです。

 

これは、私たちが生きるどのシーンにも当てはまるものではないでしょうか。

 

掟と自由は相反するように見えますが、しかし人間の自由意志など、放っておいたらろくなことをしないんです。

 

人間は、自身それだけでは決して自由にはなれないのです。

 

だから掟が必要なのです。

 

そして掟というものは、善という光を強調することで闇を濃くする、つまり悪を目立たせてそれを攻撃するためのものではなく、あるいはまた、自分が正しくて人が間違っているといった考えを助長するようなものでもないのです。

 

たとえばきちんとした企業では、業務マニュアルというものが必ずといっていいほど存在します。

これは何のためのものかというと、従業員を会社の思い通りに動かすためではありません。

顧客に常に安定したサービスを提供し、職場を安定させ、結果的に従業員の雇用を守るためのものです。

 

人間関係においても同じです。

自由と放任を履き違えてはなりませんが、人に接するとき、その相手を何か自分の観念で固定して決めつけてしまってはいないでしょうか。

道徳も、人が決めたものであれば支配と圧力、囲い込みと排除が必然的に生じますが、初めから私たちの心にあった“それ”は、人が決めたものではないからこそ完全に機能する。

 

つまり掟、ルールとは、正しく解釈されれば、私たちに保護と安全を差し出すものなのです。

 

人はこれを愛と呼ぶかもしれないし、宇宙の法則と言ったり、神という象徴にあてがってあがめたりするかもしれません。

 

しかし私としてはその内容だけが関心事でして、それがあらゆる成功している人間関係や企業理念、生き方に精通していると感じました。

実践となるとかなり困難な部分が多いのですが、、、結果が出るのは明らかなので今後はそれをより一層、仕事と家庭、両方にうまく取り入れていこう思います。

 

ご興味をお持ちになられた方、または一度読んだことはあるけれどまた読んでみたいと思われた方は、ぜひとも、こういった意味があることを頭の隅にでも置きながらお読みになられると、新しい発見があると思います。

 

ちなみに、この「かもめのジョナサン」、完成版とやらが出ておりますが、完全に蛇足なので、前の版のものをご購入されたほうがいいかもしれません。

 

それでは、今日もありがとうございました^^